専門家で話した、子どもの不調と「体の中の負担」の話

昨日、専門家同士の座談会に参加してきました。

テーマは「小児科医が実践する栄養療法」
〜生まれた時の消化機能が人生を決める〜

40年以上小児医療に携わってこられた医師の視点から、
「昔と比べて、確実に増えてきた子どもの病気・困りごと」 が整理されており、
あらためて考えさせられる内容でした。

■ ここ数十年で増えてきたもの

座談会の中で挙げられていたのは、例えば次のようなものです。

  • 食物蛋白誘発胃腸症(消化管アレルギー)
  • 原因がはっきりしない慢性的な腹痛
  • 花粉症の低年齢化
  • 食物アレルギー
  • 低出生体重児 医療的ケア児
  • 神経発達症(自閉スペクトラム症、ADHD、学習障害など)
  • 不登校
  • こころの問題

どれも、「検査で明確な異常が出にくい」「原因が一つに絞れない」 という共通点があります。

■ 病名がつく・つかないの前に

印象的だったのは、
これらの多くが「新しい病気」というよりも、

  • 消化
  • 栄養
  • 生活リズム
  • ストレスや環境

といった、“体の土台”の影響を強く受けている可能性がある、という視点でした。

病名をつけること自体が目的ではなく、
「なぜこの子は今、こういう状態になっているのか」を
もう一段、手前から見直す必要があるのではないか。

■ クリニックとして大切にしたいこと

ひこばえ子どもクリニックでは、

  • 答えを急がず、今の状態を見極めること
  • 何もしない様子見にしないこと
  • 生活・食事・体調を一緒に整理すること

を大切にしています。

栄養療法も含め、 
「これさえ飲めば治る」という魔法の方法はありませんが、
体の土台を整えることで、楽になる子がいるのも事実です。

■ 「ちょっと気になる」の段階で、ぜひ相談を

  • お肌やお腹の調子がずっと不安定
  • 好き嫌いが極端
  • 疲れやすい、集中しにくい
  • 検査では異常がないと言われたけれど、気になる

そんな時こそ、
「まだ病院に行くほどじゃないかも」と思わず、
早めにご相談いただけたらと思います。

小さな違和感の中に、
整えられるヒントが隠れていることも少なくありません。