「居場所」が地域を支える― 飯塚に「まちの保健室」ができました

警固公園で始まった「まちの保健室」。

ご縁がつながり、この春、飯塚にも「まちの保健室」が開設されました。

先日、運営メンバーの皆さんとお話をする機会がありました。
改めて感じたのは、この取り組みは誰か一人の力で生まれたものではないということです。

多くの方が想いを持ち寄り、それぞれの立場で動き続けてくださった結果として、
気づけば飯塚にも新たな居場所が生まれていました。

当院では、「発達・こころの外来」を行っています。
診療の中で感じるのは、子どもたちに必要なのは医療だけではないということです。

安心して話せる人がいること。

気軽に立ち寄れる場所があること。

困ったときに「助けて」と言えるつながりがあること。

そうした地域の中の小さな居場所が、子どもやご家族を支えている場面を数多く見てきました。

また、支援が必要なのは小学生や中学生だけではありません。

高校生や若者たちもまた、進学や就職、人間関係など、
さまざまな悩みを抱えながら日々を過ごしています。

だからこそ私たちは、小児科の枠にとらわれず、
子どもから若者への成長を切れ目なく支えることを大切にしたいと考えています。

行政、教育、福祉、医療、そして地域の皆さま。
さまざまな立場の方々がつながりながら支えていく。

「まちの保健室」は、その大切さを改めて教えてくれる取り組みだと感じました。

この場所が地域にやさしく根づき、
子どもたちや若者、ご家族の安心につながっていくことを願っています。