インフルエンザ
インフルエンザとは
インフルエンザは、インフルエンザウイルスによって起こる感染症です。風邪と似た症状が出ますが、突然の高熱や強いだるさ(倦怠感)が特徴です。毎年冬に流行しやすく、特に子どもは重症化しやすいため注意が必要です。
インフルエンザの原因
インフルエンザは、インフルエンザウイルスの感染によって発症します。ウイルスはくしゃみや咳で飛び散り、空気中に漂う飛沫や、ウイルスが付着した物を触ることで感染します。園や学校など、人が集まる場所で広がりやすいのが特徴です。
インフルエンザの症状
インフルエンザでは、38℃以上の高熱、強いだるさ、筋肉痛、関節の痛み、頭痛、のどの痛み、咳、鼻水などの症状が現れます。特に子どもの場合、まれにインフルエンザがきっかけで、意識がもうろうとするなどの神経の症状が出ることがあります(インフルエンザ脳症)。高熱が続いたり、呼びかけても反応がにぶい様子があれば、念のため早めに医療機関を受診しましょう。
インフルエンザの治療方法
症状を和らげるため、十分な休養と水分補給が大切です。発症から48時間以内であれば、抗インフルエンザ薬(タミフル〈内服〉、ゾフルーザ〈内服〉、リレンザ〈吸入〉、イナビル〈吸入〉など)が効果を発揮することがあります。重症化を防ぐためにも、早めに医療機関を受診しましょう。また、インフルエンザの予防にはワクチン接種が有効です。
生後6か月以上のすべての子どもが接種対象となっており、特に保育園・幼稚園・学校などの集団生活を送る1歳以上のお子さんには接種をおすすめします。6か月~12歳未満のお子さんは、4週間あけて2回接種するのが一般的です。