栄養療法
こころとからだ、両方を支える“栄養の力”
発達の悩みや心身の不調を、体の中から整えるサポートを行っています。
発達・こころ・栄養の3本柱
お子さんの成長や体調には、こころとからだが深くつながっています。
- 発達(療育) … 行動や学びを支える
- こころ(心身医学) … ストレスや自律神経を整える
- 栄養 … 体の土台を整える
この3つがそろうことで、より良い変化が期待できます。
「どれか一つ」ではなく「3本柱」を組み合わせることで、お子さんが本来もっている力を引き出すサポートを行っています。
栄養療法(オーソモレキュラー栄養療法)とは?
血液検査を通して体の栄養状態を細かく調べ、不足やアンバランスを整えることで「こころ」と「からだ」の回復を助ける治療です。
発達や自律神経に関わるお子さんでは、鉄や亜鉛、ビタミン、タンパク質などの不足が見られることが少なくありません。
また、学童期・思春期には、このような症状が見られます。
- 朝起きられない、立ちくらみやめまい(起立性調節障害)
- 腹痛や下痢を繰り返す(過敏性腸症候群)
- 雨や気圧の変化に伴う頭痛
- 不登校や心の不調に伴う体の症状
こうした症状は「気持ちの問題」だけではなく、体の中の栄養バランスや自律神経の乱れが関わっていることがあります。
栄養のアンバランスが影響すること
- タンパク質不足 → 疲れやすい、やる気が出にくい、感情の起伏が激しい
- 鉄不足 → かんしゃく、集中力が続かない、立ちくらみ、めまい
- 亜鉛不足 → 集中力の低下、味覚の低下、皮膚トラブル
- ビタミンB群・D不足 → 気分の不安定、朝起きられない
- 血糖値の乱れ → だるさ、イライラ
- 腸内環境の乱れ → 腹痛、下痢や便秘、免疫低下
栄養の土台を整えることで、日常の「過ごしやすさ」に変化が出てくることがあります。
こころとからだを「つなぐ視点」
栄養療法は、特別な人だけの治療ではありません。
日常の小さな工夫や意識の変化が、お子さんの力を引き出す大切なサポートになります。
発達や行動のサポートと、心身医学による体調の改善。
その両方を視野に入れて取り組むことで、お子さんとご家族の日常が少しずつ楽になり、笑顔が増えていくことを目指しています。