ひこばえ子どもクリニックから大切なお願い ― ご予約と診療体制について ―

日頃より、当院の診療にご理解をお寄せいただき、ありがとうございます。

私たちは、病気を診ることはもちろん、
子どもたちの健やかな成長や発達、こころに寄り添い、
ともに歩むご家族を支えることも、大切な役割のひとつだと考えています。

そして、子どもたちの体調は、いつ変化するかわかりません。

「急に熱が出た」
「今日、診てもらいたい」

そんなとき、すぐに頼っていただける場所でありたい。
その思いは、私たちも同じです。

一方で、当院には、日々さまざまな理由でお子さまが受診されます。

発熱や咳、アレルギーなどの一般診療だけでなく、
発達やこころの悩み、学校生活の困りごと、ご家族だけでは抱えきれない問題など、
一度の診察に時間をかけて向き合う必要のあるお子さまも少なくありません。

また、診察室の中だけでは解決できないときには、
地域の医療機関をはじめ、行政、学校、児童相談所などの関係機関と連携しながら、
子どもたちとご家族を支えることも、私たちの大切な役割だと考えています。

私たちは、こうした一つひとつの診療を大切にしながら、
地域の子どもたちに必要な医療を届けていきたいと考えています。

予約制にしている理由

当院では、以下の目的のために、原則として予約制としています。

  • 院内での長い待ち時間や混雑をできるだけ減らし、
    体調の悪いお子さまとご家族の負担を少なくする。
  • 一人ひとりに必要な時間と安全な体制を確保する。

そのため、状況によっては、ご希望の時間に予約をお取りいただけないことや、
当日の受診をお受けできない場合があります。

予約枠を増やし、より多くのお子さまを診療することも一つの方法かもしれません。

しかし、そのために一人ひとりの診療時間を短くしたり、
発達やこころの診療など、時間を必要とする子どもたちの診療機会を減らしたりすることは、
私たちが目指す医療とは少し違うと考えています。

限られた診療時間の中で、急な体調不良のお子さまにも、
継続して支援を必要とするお子さまにも、それぞれに必要な医療を届けていくこと。

そのバランスを大切にしながら、日々の診療を行っています。

急な体調不良のときには

もちろん、子どもの体調不良は予約に合わせて起こるものではありません。
急な症状についても、当日の状況をみながら、可能な範囲で対応できるよう努めています。

一方で、すでにご予約いただいているお子さまの診療や、
安全な診療体制を守るため、すべてのご希望にお応えできないこともございます。

その際には、地域の診療所や休日・夜間診療、救急医療機関など、
地域のさまざまな医療機関とともに、子どもたちを支えていくことも大切だと考えています。

一つのクリニックだけですべてを担うのではなく、
地域にあるさまざまな医療・支援の力をつなぎながら、
子どもたちを支えていくことも大切だと考えています。

地域全体で子どもたちを支えるために

私たちは、「できるだけ多く診ること」だけを目標にはしていません。

  • 目の前の症状を診ること。
  • その背景にある困りごとにも気づくこと。
  • 必要であれば、診察室の外にいる人たちとも手を取り合うこと。

乳幼児期から思春期まで、成長とともに生じるさまざまな悩みや課題に向き合いながら、
これまで地域では十分に届きにくかった小児医療のあり方にも、
一つずつ取り組んでいきたいと考えています。

そのためには、皆さまにご不便をおかけする場面もあるかもしれません。

それでも、急に体調を崩したときも、長く継続した支援が必要なときも、
それぞれに必要な医療で支え続けられるクリニックでありたいと思っています。

限られた診療時間を大切に使いながら、地域の子どもたちをみんなで支えていけるよう、
これからも診療体制の改善を続けてまいります。

皆さまのご理解とご協力を、よろしくお願いいたします。

ひこばえ子どもクリニック
院長 田中祥一朗